動かない電磁弁
「あれっ? 動かない……なんで?」
さっきまで動いていた電磁弁が、動かなくなった。
電磁弁はよく、空圧機器、つまり空気圧で動作する機器の制御に使用される。
エアシリンダー、エアガン、エアドライバーetc.
空気の流れ方向を変えるために、電気で切り替える電磁弁を使う。
その電磁弁で空気の流れが切り替わらない。
原因の特定
まず、電気を疑う。だが、テスターで測ると、PLC出力に合わせて、24Vかかっている。
次に空気圧。低いが圧は立っている。
それでも、電磁弁が切り替わらない。
壊れたのか?
うーん。直前まで動いてたしな。
わからん……少し悩む。
もう一度、圧力計を見る。今度は違和感に気づいた。
圧力が、、、かなり低い。
「……これか」
内部パイロット式の電磁弁
直前の作業を思い出す。
空圧機器を単体で動作確認をしていた。電磁弁を経由せずに。
動作が激しかったので、供給圧を思いきり下げていた。
内部パイロットの最低動作圧。
電磁弁では、空気の流れを変える「弁」自体、空気圧を使ってを切り替える。
今回使っていたのは、内部パイロット式の電磁弁だ。
「弁」の空気圧自体は空圧機器にかかる空気圧と変わらない。
だから空圧機器の圧力が低すぎれば、「弁」の圧力も低くなり、
「弁」自体の最低動作圧を下回ったのだ。
空圧機器単体では動かすことはできた。
だが、電磁弁をかまして低圧で微調整した結果、
「弁」が切り替わらない圧力まで下げてしまった。
電磁弁と空圧機器の間にさらにレギュレータを入れ、問題を解決する。
ケアレスミス
空圧機器が動作する空気圧で電磁弁も動くはず。
その思い込みだった。
電気を疑った瞬間、圧力計は「圧があるか?」だけを見ていた。
犯人は、極端に空気圧を下げた私。間抜けな話だ。
電磁弁の基本
空圧機器の重要パーツ、電磁弁の基本は下記。
